Archives: 企画

通勤電車の遅延時間をポジティブに使う仕組み

遅延証明書をもらって終わりになっている待ち時間を、少しでも自分の側の得に変えられないかという企画です。 きっかけ 人身事故で40分ホームに立たされたとき、周りの全員が同じようにスマホを眺めているのを見て、この時間はまとめて何かに使えるのではと思ったのがきっかけです。 課題とゴール 遅延は予測できないので予定を入れられず、結局ただ消える時間になります。ゴールは、突発的に生まれた15〜60分に「ちょうどいい中身」を差し込むことです。 いま困っていること 待ち時間の長さが読めないため、始めても途中で切れる。切りのいい単位で終われることが条件になります。 アイデアの中身 遅延情報と連動して、見込み待ち時間に収まる長さの読み物・音声・学習コンテンツを提示します。10分・30分・60分の3段階だけに絞り、選ぶ手間をなくすのがポイントです。 ターゲット 毎日1時間以上電車に乗る通勤者。特に、資格勉強や読書を「まとまった時間が取れない」という理由で諦めている層。 想定される流れ 遅延を検知して通知→待ち時間の見込みを提示→その長さに合うコンテンツを3つだけ出す→選んで消費する、という流れです。 最初に試すこと 遅延検知は後回しにして、まず「時間指定でコンテンツを出す」部分だけを作り、自分の通勤で1ヶ月使ってみます。 マネタイズ案 コンテンツ提供側との送客連携を想定。待ち時間という文脈が明確なぶん、通常の広告枠より相性の良い出稿先がありそうです。 懸念点 遅延中はそもそも通信が混雑して重くなります。事前にダウンロードしておく設計が前提になりそうです。 あとがき まずは自分用に、時間指定で読み物が出てくるだけの雑なものを作って使ってみます。

定年後の知識を全部レシピにするサイト

定年で会社を離れた人の頭の中には、どこにも書かれていない手順や勘所が大量に残っています。それを失う前に形にしたい、という企画です。 きっかけ 実家の父が長年やっていた仕事の話を聞いたとき、マニュアルには絶対に載らない判断基準がいくつも出てきました。本人はそれを特別なことだと思っていませんでした。 課題とゴール 暗黙知は、持っている本人が「わざわざ書くほどのことではない」と思っているために失われます。ゴールは、書くハードルを限界まで下げて、断片のまま残せる場所を作ることです。 いま困っていること 「自分史を書きましょう」と言われると身構えてしまう。求められているのは作文ではなく、手順ひとつぶんの短いメモです。 アイデアの中身 料理のレシピと同じ形式で、材料・手順・コツの3項目だけを埋めれば1本になる投稿フォームを用意します。仕事の話でも趣味の話でも、同じ型に流し込めるようにするのがポイントです。 ターゲット 定年前後の60代。文章を書く習慣はないが、人に教えるのは嫌いではない層。聞き手として若手が絡めるとなお良い。 想定される流れ 聞き手が質問する→答えをその場でレシピ形式に起こす→本人が確認して公開、という流れ。最初から一人で書いてもらうことは期待しません。 最初に試すこと 身近な数人に、実際に聞き取りをして10本ほどレシピを作ってみます。型が機能するかはそこで分かります。 マネタイズ案 基本は無料公開。まとまった数が集まった分野については、書籍化や研修教材としての二次利用を考えられそうです。 懸念点 守秘義務に触れる内容が混ざるリスクがあります。公開前のチェック体制をどう軽く保つかが課題です。 あとがき まずは父に聞き取りをして、レシピ1本目を作るところから始めます。

大人のための社会見学ツアー

工場見学は子供向けというイメージがありますが、働いた経験がある大人こそ他の業界の裏側が面白いはずです。 きっかけ 友人と飲んでいるときに「子供の頃の社会科見学、大人になった今行ったら絶対もっと面白いよね」という話になったのがきっかけです。当時は退屈だった工場のラインも、仕事として見ると違う面白さがありそうでした。 課題とゴール 既存の大人向け社会科見学は「学び」に寄りすぎていて、休日に友人と行きたくなる「体験」としての磨き込みが足りません。ゴールは、見学後に酒を飲みながら語れるネタが持ち帰れるツアーを作ることです。 いま困っていること 真面目な解説を一方的に聞く形式だと、記憶に残るのはパンフレットの情報だけになってしまいます。 アイデアの中身 町工場・印刷所・食品工場・清掃工場など、普段は縁のない現場を1回で2〜3箇所巡ります。案内役はあえて「初めてその現場を見た人」に同行してもらい、参加者と同じ目線でのリアクションを共有してもらう構成にします。 ターゲット 30代〜40代、会社員として働きながら自分の仕事以外の世界に好奇心を持っている層。子供の社会科見学に付き添った経験がある子育て世代にも刺さりそうです。 想定される流れ 集合→現場1(1時間)→移動しながら感想シェア→現場2(1時間)→近くの店で振り返り会、という半日構成。振り返り会自体もツアーの一部として設計するのがポイントです。 最初に試すこと 知人のツテがある工場1社に絞って、10人規模のテスト開催を打診します。 マネタイズ案 参加費(1人5,000〜8,000円程度)に加えて、受け入れ企業にとっては採用広報やファン作りの場にもなるため、企業側からの協賛も視野に入ります。 懸念点 受け入れ先の開拓が最大のハードルです。安全管理や保険の整備も必要になるため、最初は小規模なテスト開催から始めるのが現実的です。 あとがき まずは1社に絞って企画書を作ります。うまくいけば地方の面白い工場を巡る合宿版も考えたい。

いつでもどこでもギター三昧カバンギター

弾きたいときに手元にギターがない。この当たり前の不便を、持ち歩ける形で解決できないかという企画です。 きっかけ 出張先のホテルで曲のアイデアが浮かんだのに、確かめる手段がなくて翌朝には忘れていた、という経験が何度かありました。スマホの録音では和音の確認までは踏み込めません。 課題とゴール トラベルギターは既にありますが、それでも「毎日カバンに入れて持ち歩く」サイズではありません。ゴールは、通勤カバンに常に入っていても苦にならない楽器を作ることです。 いま困っていること 折りたたみ式は組み立てに時間がかかり、思いついた瞬間に鳴らせません。取り出して3秒で音が出ることが条件になります。 アイデアの中身 ネック部分だけを持ち歩き、ボディの共鳴はカバン自体に担わせる構造を考えています。カバンの底板を響板として設計し、ネックを差し込むと1本のギターになる仕組みです。 ターゲット 毎日楽器に触れたいけれど、生活動線の中に楽器を置く場所がない社会人。学生時代にバンドをやっていて、今は年に数回しか弾いていない層。 想定される流れ カバンからネックを取り出す→天面の差込口に固定する→そのまま膝の上で弾く、という3ステップ。片付けは逆順で10秒以内を目指します。 最初に試すこと 既製のトラベルギターのネックと、市販のトートバッグで試作を1本作り、そもそも実用に足る音量が出るのかを確認します。 マネタイズ案 本体売り切り(3〜5万円)を想定。カバン部分だけを買い替えられるようにして、消耗品としての売上も見込みます。 懸念点 音量と音質は構造上どうしても犠牲になります。「練習用として成立する最低ライン」を早い段階で見極めないと、作っても使われない置物になりかねません。 あとがき まずは音が出るかどうか。それだけを確かめる雑な試作を1本作るところから始めます。

路上販売のおべんと屋さんを応援したいので、目一杯儲かる方法を考えてみる

オフィス街の路上で売っているお弁当屋さん、味は良いのに売り切る前に時間切れになっている光景をよく見ます。もう少し儲かる仕組みが作れないか考えてみました。 きっかけ 昼休みに同じ場所で買い続けていたら、店主さんに「今日は雨だから半分残る」と言われたのがきっかけです。天気ひとつで数十食が無駄になる商売だと知り、そこに手を入れられないかと考え始めました。 課題とゴール 作る量を前日に決めなければならないのに、売れる量は当日の天気と人出でしか決まらない。この情報のギャップが利益をまるごと削っています。ゴールは、作る量を決める前に需要が見えている状態を作ることです。 いま困っていること 売れ残りの廃棄はもちろん、逆に早々に売り切れて機会損失になる日も同じくらい多い。どちらも「事前に分かっていれば防げた損」です。 アイデアの中身 前日の夕方までに予約が入る仕組みを、店ごとのLINEや簡単なWebページで用意します。予約者には受け取り時間を指定してもらい、行列に並ばずに受け取れる導線にする。店側は予約数を下限として仕込み量を決められます。 ターゲット 固定客が付いているものの、販売数の読みだけで消耗している個人経営の路上販売・キッチンカー。まずは同じ場所に週3日以上出している店から。 想定される流れ 前日18時までに予約受付を締め切り、店主は予約数+当日の見込みで仕込む。当日は予約者用の受け渡し列を分けて、回転を上げます。 最初に試すこと システムを作る前に、まず1店舗で紙とメッセージアプリだけで2週間運用してみて、予約が本当に入るのかを確かめます。 マネタイズ案 店舗からの月額利用料(数千円)を想定。予約手数料を取ると単価の低い商売では負担が重すぎるため、定額にするのが現実的だと考えています。 懸念点 路上販売はそもそも出店場所が不安定で、店が移動してしまうと予約が成立しません。場所の告知も含めた仕組みにする必要がありそうです。 あとがき まずは行きつけの1店舗に持ちかけて、2週間だけ試させてもらう交渉から始めます。